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LOOKな自転車 - MTBルック自転車

ルックな自転車。メーカーのLOOKじゃないよ。

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個人的な感想です。

今まで使った電動コンポーネントの個人的な感想を書いてみた。
評価基準はシマノ アルテグラDi2 8050。

シマノ アルテグラDi2 8050
・11速コンポーネント。

・配線が面倒な事と、ジャンクションを設置する必要があることが懸念点。

・ジャンクションの設置場所が確保されているフレームなら2025年5月現在でも十分使えると思う。

・変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。すごい。

・シマノのアプリはちょっと使いづらい。

シマノ 105 Di2 + アルテグラ 8150 STi
・12速コンポーネント。

・105とアルテグラのミックス。アルテグラSTiのサテライトボタンが使いたかったのでミックスにした。

・105のSTiの方が電池持ちはいい。2年持つそうだ。アルテグラは1年。

・STiが無線化されたおかげでジャンクションが不要になった。ハンドル周りのケーブル取り回しが楽になった。

・何も操作しない状態で放置していても少しづつバッテリーが消費される。8050も徐々に減っていくけど、それより30%ぐらい消費が早いかな?という程度。具体的には3ヶ月ぐらい放置するとバッテリーが0%になる。

・変速性能は8050と変わらない。

・こちらも変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。

L-TWOO eR9
・13速まで対応できるコンポーネント。とにかく安い。¥47,000で購入。

・2ヶ月で200km程度の使用での感想。

・リヤの変速性能に不満はない。フロントは若干遅いけど大幅にシマノより悪いということはない。EDS TXよりも速い。ちゃんと変速するしチェーン落ちしたことはなかった。ただしチェーンホイールがシマノ製の場合に限る。変速ポイントがついていないチェーンホイールを使うと、チェーンがかからずに空回りすることがある。

・油圧ブレーキ性能は素晴らしい。シマノ比べて遜色無し。若干ディスクとパッドの間隔がシマノよりも広いかも。シャリシャリ音の調整が楽だった。

・組み付けは8150と同程度なので難しくは無い。

・フロントディレイラーがオートトリムに対応していない。左レバーで調整する必要があるのが面倒。

・レバーのコイン電池の入れ替えにコツがいる。ペンチがないとコイン電池を引き出すことが難しい。

・出先で切れたら交換できないね困ったなと思っていたら、出先で左レバーの電池が切れてフロント変速できなくなった。入手した個体は左レバーのバッテリー消費が激しかった。どうやら電流がリークしているようだ。右レバーは大丈夫なので初期不良品を引いたらしい。よって返品となった。

・ちなみに左右のレバーの役割を入れ替えることが可能なので、例えば右のバッテリーが切れたら切り替えて左でRDを変速することができる。

WheelTop EDS TX
・13速まで対応できるコンポーネント。完全無線なのが素晴らしい。

・リヤの変速性能が上記3つよりも格段に悪い。ただし設定を煮詰めれば満足できる変速性能を得ることができた。

・EDS TXのレビューを見るとリヤ変速は問題ないがフロントが遅いと書いてあることが多いようだけど、実はリヤの方が問題が大きい。もちろんフロントも遅い。この中で一番遅い。

・リヤディレイラーは、スプロケットとプーリーの間隔に対する挙動が敏感で、少し離れた設定にするとチェーンがスプロケットの歯に乗り上げた状態になることがある。この現象はシフトアップとシフトダウンで同じギヤに変速した場合にチェーン位置が変わってしまうことにある。
これが原因で異音が発生する。Bテンションボルトを調整して、プーリーをスプロケットに近づけてやると、この現象を和らげることができる。根本的に解決できる訳ではなくて和らげるだけ。
チェーンの長さを適切にしてアプリで微調整しBテンションボルトを調整する。これを繰り返せば、なんとか満足できる設定にできる。そんな感じだった。

・フロントの変速性能はeR9と同程度。ただし遅い。eR9よりも設定は出しやすいと感じた。サポートボルトが表側から調整できないので少し面倒。eR9は表側から調整できる。

・フロントディレイラーの動作範囲がこの中で一番広い。フロントディレイラーにチェーンが擦れないように設定するのが容易だった。

・フロントディレイラーがオートトリム対応なのは良い。

・油圧ブレーキは少しマイルドな効き。パッドがシマノ互換なのでシマノ製に変えればよくなるかも。そのうち試しみようと思う。(追記:当たりが出たのか普通に効くようになった)

・リヤディレーラーの充電ポートの蓋が中々はまらない。コツを掴むまで難易度が高い。これが何気にマイナスポイント。

総括
・自分で組むのが苦じゃ無い人。ショップに組んでもらう人はシマノ一択。なんの問題もない。ちょっと高価なだけ。

・Di2非対応フレームを電動化したい人はEDS TX。セッティングをちゃんと出せば問題ない。完全無線は魅力的。油圧版の価格はクランクも含めると105 Di2と大差ないのでフレームから丸ごと新規購入するなら105 Di2の方がいい。

・自分で組めて費用を抑えたいならeR9もいいかもね。ただし技適を取得していない製品なので、「実験などの特例制度」を申請しても公には半年しか使えない。ちなみにオンラインで申請できるので簡単。

・たぶん、eR9、eRXの組み付けはショップには断られるだろうね。仙台の某ショップでは、入手してみたけどフレームには組んでいないそうだ。技適の問題があるからだそう。

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パワーメーターを作ってみた

動機
パワーメーターって高いよね。それなら自作してみよ!
という動機から作ってみた。
とりあえず、シビアではない状況なら実用できるようになったので、
ブログに書いてみることにした。
実は試作品作りを始めてから3年もかかった。

集めた電子部品

MINEW MS88SF2nRF52840を内蔵したモジュール。いわゆるCPU
ADS1220IPW24bit解像度のADコンバーター
ICM-42688-Pジャイロセンサー。これでケイデンスなどを計測する
ICL7660マイナス電圧を作るチップ
AD8236計装アンプ。ブリッジの電圧を計測して電圧をn倍する
TLV71325PDBVRバッテリーから2.5Vの電圧を作るチップ
ひずみゲージ350オームの4ゲージでブリッジが組んであるもの

プリント基板
KiCADで設計。
JLCPCBでプリント基板製造。試行錯誤を繰り返し8回も作成した!(笑)

ソフトウェア
SEGGER Embedded StudioとnRF5_SDKで制作。c言語。

写真
(1)プリント基板に実装した部品たち
ジャイロチップ(42688)は半田付けが大変。成功率は3分の1くらい。
泣きながら何度もやり直したので、だいぶ上手くなった(笑)


(2)ケースにいれたところ

3Dプリンタでケースを作成してクランクに取り付ける。
このCPUモジュールは技適もとってるので堂々と使える。


(3)クランクに取り付けたところ
シリコンゴムのOリングでクランクに取り付けたところ。
クランクの根本付近に接着してあるのは、クランクのひずみを計測するひずみゲージ。



(4)性能検査
スマートトレーナーのTACX NEOとのパワー値比較。
値は同時に取得したデータ。
低パワー時の値がイマイチ。高パワー側はほとんど同じ値がでる。
足を緩めたときに自作パワーメーターの追従が遅れるのは仕組み的に仕方がないかなあ。
ソフトウェアの改良で補正できそうだけど、こういう調整って時間がかかるんだよね。気長にやっていこう。


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ちゃんと組んで乗ってます。

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注文していたELVES FALATH EVOの塗装が完了したとの事で写真が送られてきた。
ナカナカいいじゃないですか。太陽の下で見るともっとよく見えるはず。
一週間ぐらいで届くそうなので、来週末ぐらいに届くかな。

写真では分かりづらいけど、フォークの内側、トップチューブの上面、シートステーとチェーンステーの内側が少し色を変えてある。ROUBAIXも写真で見ると1色塗に見えるけど実は2色塗になってる。肉眼で見ると、この微妙な塗分けが綺麗に見えるんだよね。なのでFALATH EVOも、微妙な色違いで塗分けてみた。

注文したときに塗装に一か月半ぐらいとアナウンスされていたけど7週間で塗装が完了したので、概ねアナウンス通りだった。



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ELVES FALATH EVOの完成写真が公式ツイッターに上がっていたので詳しく見てみると、
思っていたよりスローピングがきつい。フレームのサイズは46だそうだ。気になって各サイズのスタック長とシートポストの高さの差を計算してみた。
サイズ46だと差が7cmもあるので、スローピングはきつくなるようだ。
ねごさんが注文したサイズ52で4cmぐらい。
サイズ61だと3.3ミリしか差が無いので、ほぼホリゾンタル。

スペシャライズドルーベはサイズ52で7cmぐらい差があるからね。
4cmぐらいなら全然OKだね。たぶん格好いいと思う。



追加情報
下の画像の完成車がサイズ54だそうだ。

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