LOOKな自転車 - MTBルック自転車
ルックな自転車。メーカーのLOOKじゃないよ。
通勤や雨が降っている時のイベント参加用として活躍してくれたスペシャライズドTC SPORTを引退させることにした。

TC SPORTはシクロクロス用の車体で完成車にはカンチブレーキが装着してあるが、
このフレームを入手した時にはフォークがなかったので、ロードバイク用のカーボンフォークを装着して、前にキャリパーブレーキ、後ろにカンチブレーキで使っていた。
これが安物ブレーキを使っていたせいか効きが悪い。雨の日は特に効かない。
ブレーキのアップグレードを考えたけど、雨が降る確率が高い自転車イベントにはTC SPORTを使っていたので、いっそのことディスクブレーキ対応のフレームを購入することにした。
フレームはaliexpressで売っていたSPIRITXというアルミのグラベルフレーム。約3万円だった。
街中に乗っていくこともあるので、傷つけられても盗まれてもダメージが少ないように安いフレームを探した。
発送トラブルがあり、届くまでに2ヶ月もかかったけど組み上げてみると意外と格好いい。
2026年1月に届いたんだけど、ちゃんと完成したのは4月29日。
ここまでトラブル続きだった‥。
トラブルの原因はコンポーネント。
11速のワイヤー引きコンポーネント。ワイヤーで油圧ハイブリッドディスクキャリパーを引くようにした。
変速はシマノに比べると良くないけど許容範囲。ただし、油圧ハイブリッドディスクキャリパーが良くなかった。
タッチがスポンジーでディスクのクリアランスがシビアという点でストレスが溜まる。
追加投資したくなかったけど、意を決してコンポーネントを買い替えることにした。
・2番目のコンポーネント:L-TWOO R9 油圧
11速の油圧グループセット。ワイヤー引きのR9よりも変速が気持ちいい。変速レバーが上記のR9よりも明らかに軽い。
ブレーキキャリパーの出来も良く、クリアランスが広くてセッティングが出しやすいし効きも良かった。
しかし、左レバーからオイル漏れが発生。届いた時からカバー内部がオイルまみれだったんだよね。ということで返品となった。
油圧の組み付け作業って、どんなに気をつけてもブレーキオイルまみれになるから、左レバーだけ交換してくれないかとチャットで聞いてみたけど、
一部分だけの交換はしてくれないんだって。満足度が高い製品だっただけに悔しい思いをした。
11速の油圧グループセット。これはダメ。お勧めしない。
付属のIIIPROブレーキキャリパーがダメ。(IIIPROはSENSAHのブレーキ関連の別ブランド)
クリアランスが狭すぎる。
もともとフォークのブレーキマウント精度が悪いこともあって、
どうやってもディスクとブレーキが擦れるシャリシャリ音が発生してしまう。
仕方がないので、クリアランスが広いシマノBR-UR300に変更。
もっと良いものを付けたかったけど、クリアランス問題に思考が引っ張られて、これの購入にいたった。
BR-UR300に変更したらシャリシャリ音は回避できた。
それから、変速レバー操作が重すぎる。L-TWOO R9 油圧の方が遥かにいい。
SENSAR HRDは買って後悔した。aliexpressは何が理由でも返品できるけど、何度も取り外すのも嫌なので我慢して使うことにした。
ブレーキのエア抜きも終わって、60kmほど試走に行ってみると何かおかしい。ギヤの段数が10段しかない?
帰って調べてみると、ギヤを軽い方に変速する時は11段あるけど、その逆は10段しかない。さらに調べてみると途中の段がギヤ飛びしていた。
走る前の調整中に変速の入りが良くないと思っていたけど、1速と11速にはきっちりと入っていたので、実際に走るまで気づかなかった。
aliexpressのセラーに右レバーを交換して欲しいとメッセージを送って待っていたところ、
左レバーもおかしいことに気づいた。レバーを握るとスカスカになっていた。
カバーを開けてみるとオイル塗れ。レバー内部の油圧ホースが繋がるバンジョー ボルトから漏れていた。
左右のレバーが初期不良品というオチで返品となった。
もう油圧の中華コンポーネントは信じない!ということでシマノにしようと思ったけど新品で買うと高いよね。
そこでヤフオクでST-R7020を探してたら、7025が手頃な価格で即決で出ていた。
しかも傷も少なくてブレーキキャリパーもついている。ということでこれを落札。
7025は手が小さい人向けの11速油圧コンポーネントなんだけど、ねごさんの手は大きくもなく小さくもないので問題ないと判断。
落札から翌々日には届いた。届いてみると傷も少なくて状態が良かった。お買い得だったと思う。
組んでみると、やっぱりシマノはいい!
心配していたブレーキのクリアランスも問題ない。
変速性能はLOOK586につけているアルテグラST-R8000と比較すると、フィーリングは落ちるけど上記の3つに比べると格段にいい。
現在使っているディレイラーがL-TWOO R9なので、105に変えると良くなるかもしれない。
新品で安く組もうとするならL-TWOO R9 油圧がいい。12速が欲しいならL-TWOO RXでもいい。値段もそれほど変わらない。
でも、L-TWOOの製品は検品が甘いのかも。以前購入したeR9も初期不良だった。
現在のaliexpressは返品も簡単(佐川急便が引き取りに来る)なので初期不良品でも不安は少ない。
シマノだけしか使ったことがないなら、他のメーカーも使ってみると面白いと思う。
中華だけではなくSRAMやカンパも面白いかもね。高価なのが玉に瑕だけど。
さて、今回はなるべく安くまとめようと思ったけど、10万円ぐらい掛かっているなあ。
これならトレックのアルミのドマーネぐらいなら中古で買えたかもね‥。
・SPECIALIZED TC SPORT
TC SPORTはシクロクロス用の車体で完成車にはカンチブレーキが装着してあるが、
このフレームを入手した時にはフォークがなかったので、ロードバイク用のカーボンフォークを装着して、前にキャリパーブレーキ、後ろにカンチブレーキで使っていた。
これが安物ブレーキを使っていたせいか効きが悪い。雨の日は特に効かない。
ブレーキのアップグレードを考えたけど、雨が降る確率が高い自転車イベントにはTC SPORTを使っていたので、いっそのことディスクブレーキ対応のフレームを購入することにした。
・グラベルフレームSPIRITX
フレームはaliexpressで売っていたSPIRITXというアルミのグラベルフレーム。約3万円だった。
街中に乗っていくこともあるので、傷つけられても盗まれてもダメージが少ないように安いフレームを探した。
発送トラブルがあり、届くまでに2ヶ月もかかったけど組み上げてみると意外と格好いい。
2026年1月に届いたんだけど、ちゃんと完成したのは4月29日。
ここまでトラブル続きだった‥。
トラブルの原因はコンポーネント。
・最初のコンポーネント:L-TWOO R9
11速のワイヤー引きコンポーネント。ワイヤーで油圧ハイブリッドディスクキャリパーを引くようにした。変速はシマノに比べると良くないけど許容範囲。ただし、油圧ハイブリッドディスクキャリパーが良くなかった。
タッチがスポンジーでディスクのクリアランスがシビアという点でストレスが溜まる。
追加投資したくなかったけど、意を決してコンポーネントを買い替えることにした。
・2番目のコンポーネント:L-TWOO R9 油圧
11速の油圧グループセット。ワイヤー引きのR9よりも変速が気持ちいい。変速レバーが上記のR9よりも明らかに軽い。ブレーキキャリパーの出来も良く、クリアランスが広くてセッティングが出しやすいし効きも良かった。
しかし、左レバーからオイル漏れが発生。届いた時からカバー内部がオイルまみれだったんだよね。ということで返品となった。
油圧の組み付け作業って、どんなに気をつけてもブレーキオイルまみれになるから、左レバーだけ交換してくれないかとチャットで聞いてみたけど、
一部分だけの交換はしてくれないんだって。満足度が高い製品だっただけに悔しい思いをした。
・3番目のコンポーネント:SENSAR HRD
11速の油圧グループセット。これはダメ。お勧めしない。
付属のIIIPROブレーキキャリパーがダメ。(IIIPROはSENSAHのブレーキ関連の別ブランド)
クリアランスが狭すぎる。
もともとフォークのブレーキマウント精度が悪いこともあって、
どうやってもディスクとブレーキが擦れるシャリシャリ音が発生してしまう。
仕方がないので、クリアランスが広いシマノBR-UR300に変更。
もっと良いものを付けたかったけど、クリアランス問題に思考が引っ張られて、これの購入にいたった。
BR-UR300に変更したらシャリシャリ音は回避できた。
それから、変速レバー操作が重すぎる。L-TWOO R9 油圧の方が遥かにいい。
SENSAR HRDは買って後悔した。aliexpressは何が理由でも返品できるけど、何度も取り外すのも嫌なので我慢して使うことにした。
ブレーキのエア抜きも終わって、60kmほど試走に行ってみると何かおかしい。ギヤの段数が10段しかない?
帰って調べてみると、ギヤを軽い方に変速する時は11段あるけど、その逆は10段しかない。さらに調べてみると途中の段がギヤ飛びしていた。
走る前の調整中に変速の入りが良くないと思っていたけど、1速と11速にはきっちりと入っていたので、実際に走るまで気づかなかった。
aliexpressのセラーに右レバーを交換して欲しいとメッセージを送って待っていたところ、
左レバーもおかしいことに気づいた。レバーを握るとスカスカになっていた。
カバーを開けてみるとオイル塗れ。レバー内部の油圧ホースが繋がるバンジョー ボルトから漏れていた。
左右のレバーが初期不良品というオチで返品となった。
・4番目のコンポーネント:シマノ 105油圧
もう油圧の中華コンポーネントは信じない!ということでシマノにしようと思ったけど新品で買うと高いよね。そこでヤフオクでST-R7020を探してたら、7025が手頃な価格で即決で出ていた。
しかも傷も少なくてブレーキキャリパーもついている。ということでこれを落札。
7025は手が小さい人向けの11速油圧コンポーネントなんだけど、ねごさんの手は大きくもなく小さくもないので問題ないと判断。
落札から翌々日には届いた。届いてみると傷も少なくて状態が良かった。お買い得だったと思う。
組んでみると、やっぱりシマノはいい!
心配していたブレーキのクリアランスも問題ない。
変速性能はLOOK586につけているアルテグラST-R8000と比較すると、フィーリングは落ちるけど上記の3つに比べると格段にいい。
現在使っているディレイラーがL-TWOO R9なので、105に変えると良くなるかもしれない。
・総括
新品で安く組もうとするならL-TWOO R9 油圧がいい。12速が欲しいならL-TWOO RXでもいい。値段もそれほど変わらない。でも、L-TWOOの製品は検品が甘いのかも。以前購入したeR9も初期不良だった。
現在のaliexpressは返品も簡単(佐川急便が引き取りに来る)なので初期不良品でも不安は少ない。
シマノだけしか使ったことがないなら、他のメーカーも使ってみると面白いと思う。
中華だけではなくSRAMやカンパも面白いかもね。高価なのが玉に瑕だけど。
さて、今回はなるべく安くまとめようと思ったけど、10万円ぐらい掛かっているなあ。
これならトレックのアルミのドマーネぐらいなら中古で買えたかもね‥。
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ディスクブレーキの方式
ディスクブレーキには油圧式と機械式があるが、その中間的な存在の機械式油圧ディスクブレーキという製品がある。ブレーキレバーからキャリパーまではワイヤーで引っ張り、そこからパッドを押し出すまでの機構が油圧式になっている。ハイブリッド方式なんて言われることもある。
↓機械式油圧ディスクブレーキキャリパー。ちなみにこれはオススメしない。タッチがスポンジー。ミネラルオイルを入れ替えてもタッチが変わらない。

↓油圧式ディスクブレーキキャリパー↓機械式油圧ディスクブレーキキャリパー。ちなみにこれはオススメしない。タッチがスポンジー。ミネラルオイルを入れ替えてもタッチが変わらない。
ベーパーロック問題
この方式はミネラルオイルの容量が少なくて、オイルが沸騰しやすくてベーパーロックが発生するリスクが高いと言われている。
数年前から、そんなリスクを熱く語っているサイトをいくつか拝見した。(個人的な見解です)
疑問
たしかにオイル量が少ないという観点で見ればその通りなのかもしれないけど、ずっと疑問に思っていた。
通常の油圧式のオイル量とは、ブレーキレバー本体のリザーバータンクと、キャリパーまでのホースに含まれるオイルの総容量のこと。
オイルの容量はシマノの油圧式で、約 10ml 〜 15ml、TRP HY/RDで約 3ml 〜 5mlだそうだ。
ここで疑問に思ったのは、そもそもオイルって、ほとんど対流しないよね。ということは対流による熱放熱は期待できないということだ。
熱伝導率
じゃあ、オイルの熱伝導による熱分散が重要なのかなと思って調べてみたら。
シマノのミネルオイルの熱伝導率は0.13 〜 0.15W/(m・ K)くらい。これは、ほとんど熱を伝えない、というより断熱に近い値。
ということは、オイル量が多いからベーパーロックのリスクが低いとは言い切れない。
オイル量が多い方がベーパーロックリスクは低そうだけど、そもそもキャリパーのピストン付近のオイルは対流しないので、滞留するオイル量が、それぞれ同じくらいならばリスクはそれほど変わらないのでは?
熱対策
では熱をどうやって対策しているのか?
そもそもキャリパーのピストンに熱を伝えないようにしていて、熱伝導率の低い材質で断熱しブレーキパッドとディスクローターで放熱する。
ということは、ここの作りが重要ってことで、オイル容量うんぬんよりも、ピストンとオイルに接する部材の材質に注視するべきなんだよね。
結論
ということで、機械式油圧方式自体が悪いということではなくて、製品の作り(材質)の問題ということだとわかった。
残念なことに材質について公開しているメーカーはほとんど無いので、結局のところメーカーの信頼性を目安に導入するか決めるしかないということか‥。
個人的な感想です。
今まで使った電動コンポーネントの個人的な感想を書いてみた。
評価基準はシマノ アルテグラDi2 8050。
・配線が面倒な事と、ジャンクションを設置する必要があることが懸念点。
・ジャンクションの設置場所が確保されているフレームなら2025年5月現在でも十分使えると思う。
・変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。すごい。
・シマノのアプリはちょっと使いづらい。
・105とアルテグラのミックス。アルテグラSTiのサテライトボタンが使いたかったのでミックスにした。
・105のSTiの方が電池持ちはいい。2年持つそうだ。アルテグラは1年。
・STiが無線化されたおかげでジャンクションが不要になった。ハンドル周りのケーブル取り回しが楽になった。
・何も操作しない状態で放置していても少しづつバッテリーが消費される。8050も徐々に減っていくけど、それより30%ぐらい消費が早いかな?という程度。具体的には3ヶ月ぐらい放置するとバッテリーが0%になる。
・変速性能は8050と変わらない。
・こちらも変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。
・2ヶ月で200km程度の使用での感想。
・リヤの変速性能に不満はない。フロントは若干遅いけど大幅にシマノより悪いということはない。EDS TXよりも速い。ちゃんと変速するしチェーン落ちしたことはなかった。ただしチェーンホイールがシマノ製の場合に限る。変速ポイントがついていないチェーンホイールを使うと、チェーンがかからずに空回りすることがある。
・油圧ブレーキ性能は素晴らしい。シマノ比べて遜色無し。若干ディスクとパッドの間隔がシマノよりも広いかも。シャリシャリ音の調整が楽だった。
・組み付けは8150と同程度なので難しくは無い。
・フロントディレイラーがオートトリムに対応していない。左レバーで調整する必要があるのが面倒。
・レバーのコイン電池の入れ替えにコツがいる。ペンチがないとコイン電池を引き出すことが難しい。
・出先で切れたら交換できないね困ったなと思っていたら、出先で左レバーの電池が切れてフロント変速できなくなった。入手した個体は左レバーのバッテリー消費が激しかった。どうやら電流がリークしているようだ。右レバーは大丈夫なので初期不良品を引いたらしい。よって返品となった。
・ちなみに左右のレバーの役割を入れ替えることが可能なので、例えば右のバッテリーが切れたら切り替えて左でRDを変速することができる。
・リヤの変速性能が上記3つよりも格段に悪い。ただし設定を煮詰めれば満足できる変速性能を得ることができた。
・EDS TXのレビューを見るとリヤ変速は問題ないがフロントが遅いと書いてあることが多いようだけど、実はリヤの方が問題が大きい。もちろんフロントも遅い。この中で一番遅い。
・リヤディレイラーは、スプロケットとプーリーの間隔に対する挙動が敏感で、少し離れた設定にするとチェーンがスプロケットの歯に乗り上げた状態になることがある。この現象はシフトアップとシフトダウンで同じギヤに変速した場合にチェーン位置が変わってしまうことにある。
これが原因で異音が発生する。Bテンションボルトを調整して、プーリーをスプロケットに近づけてやると、この現象を和らげることができる。根本的に解決できる訳ではなくて和らげるだけ。
チェーンの長さを適切にしてアプリで微調整しBテンションボルトを調整する。これを繰り返せば、なんとか満足できる設定にできる。そんな感じだった。
・フロントの変速性能はeR9と同程度。ただし遅い。eR9よりも設定は出しやすいと感じた。サポートボルトが表側から調整できないので少し面倒。eR9は表側から調整できる。
・フロントディレイラーの動作範囲がこの中で一番広い。フロントディレイラーにチェーンが擦れないように設定するのが容易だった。
・フロントディレイラーがオートトリム対応なのは良い。
・油圧ブレーキは少しマイルドな効き。パッドがシマノ互換なのでシマノ製に変えればよくなるかも。そのうち試しみようと思う。(追記:当たりが出たのか普通に効くようになった)
・リヤディレーラーの充電ポートの蓋が中々はまらない。コツを掴むまで難易度が高い。これが何気にマイナスポイント。
・Di2非対応フレームを電動化したい人はEDS TX。セッティングをちゃんと出せば問題ない。完全無線は魅力的。油圧版の価格はクランクも含めると105 Di2と大差ないのでフレームから丸ごと新規購入するなら105 Di2の方がいい。
・自分で組めて費用を抑えたいならeR9もいいかもね。ただし技適を取得していない製品なので、「実験などの特例制度」を申請しても公には半年しか使えない。ちなみにオンラインで申請できるので簡単。
・たぶん、eR9、eRXの組み付けはショップには断られるだろうね。仙台の某ショップでは、入手してみたけどフレームには組んでいないそうだ。技適の問題があるからだそう。
※追記
EDS TXは変速精度が悪いので11速運用するのがいいと思う。12速でもイマイチな変速性能なのに13速で調整できるんだろうか。
変速性能と快適性で順番をつけるなら「シマノ > L-TWOO > WheelTop」だなあと思う。
※追記2
ついにL-TWOO eRXも技適を取得するそうだ。これで日本でも使えるようになるね。
今まで使った電動コンポーネントの個人的な感想を書いてみた。
評価基準はシマノ アルテグラDi2 8050。
シマノ アルテグラDi2 8050
・11速コンポーネント。・配線が面倒な事と、ジャンクションを設置する必要があることが懸念点。
・ジャンクションの設置場所が確保されているフレームなら2025年5月現在でも十分使えると思う。
・変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。すごい。
・シマノのアプリはちょっと使いづらい。
シマノ 105 Di2 + アルテグラ 8150 STi
・12速コンポーネント。・105とアルテグラのミックス。アルテグラSTiのサテライトボタンが使いたかったのでミックスにした。
・105のSTiの方が電池持ちはいい。2年持つそうだ。アルテグラは1年。
・STiが無線化されたおかげでジャンクションが不要になった。ハンドル周りのケーブル取り回しが楽になった。
・何も操作しない状態で放置していても少しづつバッテリーが消費される。8050も徐々に減っていくけど、それより30%ぐらい消費が早いかな?という程度。具体的には3ヶ月ぐらい放置するとバッテリーが0%になる。
・変速性能は8050と変わらない。
・こちらも変速性能に不満は無い。フロント変速時にチェーン落ちしたことがない。
L-TWOO eR9
・13速まで対応できるコンポーネント。とにかく安い。¥47,000で購入。・2ヶ月で200km程度の使用での感想。
・リヤの変速性能に不満はない。フロントは若干遅いけど大幅にシマノより悪いということはない。EDS TXよりも速い。ちゃんと変速するしチェーン落ちしたことはなかった。ただしチェーンホイールがシマノ製の場合に限る。変速ポイントがついていないチェーンホイールを使うと、チェーンがかからずに空回りすることがある。
・油圧ブレーキ性能は素晴らしい。シマノ比べて遜色無し。若干ディスクとパッドの間隔がシマノよりも広いかも。シャリシャリ音の調整が楽だった。
・組み付けは8150と同程度なので難しくは無い。
・フロントディレイラーがオートトリムに対応していない。左レバーで調整する必要があるのが面倒。
・レバーのコイン電池の入れ替えにコツがいる。ペンチがないとコイン電池を引き出すことが難しい。
・出先で切れたら交換できないね困ったなと思っていたら、出先で左レバーの電池が切れてフロント変速できなくなった。入手した個体は左レバーのバッテリー消費が激しかった。どうやら電流がリークしているようだ。右レバーは大丈夫なので初期不良品を引いたらしい。よって返品となった。
・ちなみに左右のレバーの役割を入れ替えることが可能なので、例えば右のバッテリーが切れたら切り替えて左でRDを変速することができる。
WheelTop EDS TX
・13速まで対応できるコンポーネント。完全無線なのが素晴らしい。・リヤの変速性能が上記3つよりも格段に悪い。ただし設定を煮詰めれば満足できる変速性能を得ることができた。
・EDS TXのレビューを見るとリヤ変速は問題ないがフロントが遅いと書いてあることが多いようだけど、実はリヤの方が問題が大きい。もちろんフロントも遅い。この中で一番遅い。
・リヤディレイラーは、スプロケットとプーリーの間隔に対する挙動が敏感で、少し離れた設定にするとチェーンがスプロケットの歯に乗り上げた状態になることがある。この現象はシフトアップとシフトダウンで同じギヤに変速した場合にチェーン位置が変わってしまうことにある。
これが原因で異音が発生する。Bテンションボルトを調整して、プーリーをスプロケットに近づけてやると、この現象を和らげることができる。根本的に解決できる訳ではなくて和らげるだけ。
チェーンの長さを適切にしてアプリで微調整しBテンションボルトを調整する。これを繰り返せば、なんとか満足できる設定にできる。そんな感じだった。
・フロントの変速性能はeR9と同程度。ただし遅い。eR9よりも設定は出しやすいと感じた。サポートボルトが表側から調整できないので少し面倒。eR9は表側から調整できる。
・フロントディレイラーの動作範囲がこの中で一番広い。フロントディレイラーにチェーンが擦れないように設定するのが容易だった。
・フロントディレイラーがオートトリム対応なのは良い。
・油圧ブレーキは少しマイルドな効き。パッドがシマノ互換なのでシマノ製に変えればよくなるかも。そのうち試しみようと思う。(追記:当たりが出たのか普通に効くようになった)
・リヤディレーラーの充電ポートの蓋が中々はまらない。コツを掴むまで難易度が高い。これが何気にマイナスポイント。
総括
・自分で組むのが苦じゃ無い人。ショップに組んでもらう人はシマノ一択。なんの問題もない。ちょっと高価なだけ。・Di2非対応フレームを電動化したい人はEDS TX。セッティングをちゃんと出せば問題ない。完全無線は魅力的。油圧版の価格はクランクも含めると105 Di2と大差ないのでフレームから丸ごと新規購入するなら105 Di2の方がいい。
・自分で組めて費用を抑えたいならeR9もいいかもね。ただし技適を取得していない製品なので、「実験などの特例制度」を申請しても公には半年しか使えない。ちなみにオンラインで申請できるので簡単。
・たぶん、eR9、eRXの組み付けはショップには断られるだろうね。仙台の某ショップでは、入手してみたけどフレームには組んでいないそうだ。技適の問題があるからだそう。
※追記
EDS TXは変速精度が悪いので11速運用するのがいいと思う。12速でもイマイチな変速性能なのに13速で調整できるんだろうか。
変速性能と快適性で順番をつけるなら「シマノ > L-TWOO > WheelTop」だなあと思う。
※追記2
ついにL-TWOO eRXも技適を取得するそうだ。これで日本でも使えるようになるね。
パワーメーターを作ってみた
動機
パワーメーターって高いよね。それなら自作してみよ!
という動機から作ってみた。
とりあえず、シビアではない状況なら実用できるようになったので、
ブログに書いてみることにした。
実は試作品作りを始めてから3年もかかった。
集めた電子部品
プリント基板
KiCADで設計。
JLCPCBでプリント基板製造。試行錯誤を繰り返し8回も作成した!(笑)
ソフトウェア
SEGGER Embedded StudioとnRF5_SDKで制作。c言語。
写真
(1)プリント基板に実装した部品たち
ジャイロチップ(42688)は半田付けが大変。成功率は3分の1くらい。
泣きながら何度もやり直したので、だいぶ上手くなった(笑)

(2)ケースにいれたところ
3Dプリンタでケースを作成してクランクに取り付ける。
このCPUモジュールは技適もとってるので堂々と使える。

(3)クランクに取り付けたところ
シリコンゴムのOリングでクランクに取り付けたところ。
クランクの根本付近に接着してあるのは、クランクのひずみを計測するひずみゲージ。
(4)性能検査
スマートトレーナーのTACX NEOとのパワー値比較。
値は同時に取得したデータ。
低パワー時の値がイマイチ。高パワー側はほとんど同じ値がでる。
足を緩めたときに自作パワーメーターの追従が遅れるのは仕組み的に仕方がないかなあ。
ソフトウェアの改良で補正できそうだけど、こういう調整って時間がかかるんだよね。気長にやっていこう。
動機
パワーメーターって高いよね。それなら自作してみよ!
という動機から作ってみた。
とりあえず、シビアではない状況なら実用できるようになったので、
ブログに書いてみることにした。
実は試作品作りを始めてから3年もかかった。
集めた電子部品
| MINEW MS88SF2 | nRF52840を内蔵したモジュール。いわゆるCPU |
| ADS1220IPW | 24bit解像度のADコンバーター |
| ICM-42688-P | ジャイロセンサー。これでケイデンスなどを計測する |
| ICL7660 | マイナス電圧を作るチップ |
| AD8236 | 計装アンプ。ブリッジの電圧を計測して電圧をn倍する |
| TLV71325PDBVR | バッテリーから2.5Vの電圧を作るチップ |
| ひずみゲージ | 350オームの4ゲージでブリッジが組んであるもの |
プリント基板
KiCADで設計。
JLCPCBでプリント基板製造。試行錯誤を繰り返し8回も作成した!(笑)
ソフトウェア
SEGGER Embedded StudioとnRF5_SDKで制作。c言語。
写真
(1)プリント基板に実装した部品たち
ジャイロチップ(42688)は半田付けが大変。成功率は3分の1くらい。
泣きながら何度もやり直したので、だいぶ上手くなった(笑)
(2)ケースにいれたところ
3Dプリンタでケースを作成してクランクに取り付ける。
このCPUモジュールは技適もとってるので堂々と使える。
(3)クランクに取り付けたところ
シリコンゴムのOリングでクランクに取り付けたところ。
クランクの根本付近に接着してあるのは、クランクのひずみを計測するひずみゲージ。
(4)性能検査
スマートトレーナーのTACX NEOとのパワー値比較。
値は同時に取得したデータ。
低パワー時の値がイマイチ。高パワー側はほとんど同じ値がでる。
足を緩めたときに自作パワーメーターの追従が遅れるのは仕組み的に仕方がないかなあ。
ソフトウェアの改良で補正できそうだけど、こういう調整って時間がかかるんだよね。気長にやっていこう。
